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そよや江戸端

当社によって改築されたこのスペースは、現在アートスペース・レンタルスペース・喫茶室の3つを兼ね備えた場所として運営されており、建築・アート・町をつなぐ出会いの場となっています。そして、その出会いの先に目指すのは「アートという異物」を内包した町全体の創造です。
そよや江戸端のある地蔵通商店街の由来は明治初期に神田川が氾濫した際、どこかから流れ着いた子育地蔵を地元の人が祀ったことにあります。 この土地は、どこから来たのかもわからない異物を受け入れ、それを町の守り神としたのです。 そよや江戸端は、流れ着いた地蔵のように、異物としてこの町の中に在りありながら、絶えず更なる異物を受け入れる場所を目指します。
ここは異物であるために変質を続ける場所です。 生き物の中には自分の姿を変質させ、環境に紛れることを戦略とするもの達がいます。この場所が目指すのは彼らとは対照的な変質です。 この場所はむしろ土地の環境から外れ、外部の異物と交わり続けることで新しい場所、新しい価値として在り続けるのです。
そよや江戸端は、町と異物、その間に立ち、自身も変質しながら、やわらかな接続点として機能します。